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ボランジェ、セロスは過大評価生産者…トム・スティーブンソン

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 シャンパーニュ評論の権威トム・スティーブンソンMWが、ワイン・サーチャー・コムで、過大評価されている生産者と過小評価されている生産者をそれぞれ5社発表した。

 過大評価生産者は、ボランジェ、ジャック・セロス、ジャカール、ゴッセ、アンリ・ジローで、過小評価生産者はシャルル・エドシック、ピペ・エドシック、ヴーヴ・クリコ、モエ・シャンドン、パルメ。

 ボランジェはデゴルジュマン後に酸化防止剤を添加しないことによる酸化の問題があるという。ジャック・セロスは酸化しすぎのスタイルを批判。ジャカールは品質が停滞し、ゴッセも酸化しすぎとしている。アンリ・ジローは樽の強さを問題視している。

 シャルル・エドシックは「驚くべきお買い得」とし、ピペ・エドシックはノンヴィンテージが「非常に良い」という。ヴーヴ・クリコについては、1800万本の生産量の大半を占めるノンヴィンテージが優れている4つの理由として、ヴィンテージ物の生産減、フードル使い、リザーヴワインの増加、デゴルジュマン後の12か月間の熟成をあげている。モエは3000万本の生産量にもかかわらず、シャンパーニュ生産量全体の7%を占めるノンヴインテージの品質の一貫性を評価。パルメは品質と買い得度で最も過小評価されている協同組合としている。

 スティーブンソンは「ワールド・エンサイクロペディア・オブ・シャンパーニュ&スパークリングワイン」などで知られる英国を代表するシャンパーニュの権威。

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