フェルプスのインシグニア、3ヴィンテージに100点

　カリフォルニア・ナパヴァレーのカルトワインの先駆ジョセフ・フェルプスのインシグニアの歴史的な垂直試飲が、8月にワイナリーで行われ、ロバート・パーカー氏は1991、97、2002ヴィンテージに100点をつけた。

　試飲会はジョー＆ビル・フェルプス親子、ワインメーカーのアシュレー・ホップワース、ワイン醸造ディレクターのダミアン・パーカーとロバート・パーカー氏の5人が参加し、1974年から2012年までを試飲した。初のボルドーブレンドワインとしてデビューした74年は99点だったが、ダミアン・パーカー氏は「74年は本当に驚くべき」とコメントした。ワイナリーのホームページはそのときの映像を公開している。

　ジョセフ・フェルプスは1972年に設立された。74年インシグニアはスタッグスリープのカベルネ・ソーヴィニヨン94％、スタントン・ヴィンヤードのメルロー６％をブレンドしたカリフォルニアで初のボルドー･ブレンドのワインだった。最新の12年はカベルネ･ソーヴィニヨン75％、プティ・ヴェルド、メルロー各10％、残りはマルベックとカベルネ･フランのブレンド。