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ギョーム・デグリーズ、DBR(ラフィット)の国際ディレクターに就任

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 ヴィネクスポのマネージグ・ディレクターとアルベール・ビショーのCEOを務めたやり手のギョーム・デグリーズが、ドメーヌ・バロン・ド・ロスチャイルド(ラフィット)の国際ディレクターに就任した。


 デグリーズはボルドーに本部を置くヴィネクスポを5年間牽引し、2019年1月に去って、ブルゴーニュのネゴシアン、アルベール・ビショーのCEOに就任した。それからわずか1年半、DBR(ラフィット)への参画は1日に発表された。


 デグリーズはボルドーに戻り、DBR(ラフィット)が海外に展開するチリのロス・バスコス(Vina Los Vascos)、ロスチャイルド家とカテナ家のジョイント・ヴェンチャーのカロ(Bodegas CARO)、ラングドックのドメーヌ・ドーシエール(Domaines d’Aussieres) 、中国・山東省のロン・ダイ(Long Dai)ロン・ダイ(Long Dai)、中国で人気の高いレジェンドR(Legende R)などのブランドワインの販売面を担当する。


 デグリーズはシャンパーニュのボランジェやローラン・ペリエにも在籍した。ヴィネクスポ時代は、気候変動や新形式のイベントなど様々な新しいアイデアを発案し、ボルドーだけでなく世界のワイン産業をプロモートするのに貢献した。中国の事情にも通じている。


 ラフィット・ロートシルトの持ち株会社DBR(ラフィット)は世代交代し、30代のオーナー、サスキア・ド・ロスチャイルドに変わった。コス・デストゥルネルとLVMHで実績を残したジャン・ギョーム・プラッツをCEOに迎えて、シャトーワインの技術責任者は海外プロジェクトを担当してきたエリック・コレールに若返った。


 ボルドーだけでも、ラフィット・ロートシルト、デュアール・ミロン、ポムロールのレヴァンジル、ソーテルヌのリューセックを抱えているが、サスキアは中国やアルゼンチンにも出かけて、海外のプロジェクトにも意欲を見せている。


 世界の市場をよく知っているデグリーズを迎えて、トータルな世界戦略を強化する狙いと見られる。

 

ギョーム・デグリーズ
若きオーナーのサスキア・ド・ロスチャイルド

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