世界の最新ワインニュースと試飲レポート

MENU

  1. トップ
  2. 記事一覧
  3. 2021年シャンパーニュ深刻なミルデュー

2021年シャンパーニュ深刻なミルデュー

  • FREE

 2021年のシャパーニュ地方は6月と7月に数週間にわたって降り続いた雨で発生したミルデュー(べと病)とカビで、収量の減少が予想されている。


 被害が大きかった地域は、マルヌ渓谷とオーブ渓谷の一部。ルイ・ロデレールのシェフ・ド・カーヴ、ジャンバティスト・レカイヨンのTWITTERによると、ミルデューの圧力は1958年以来最も高いという。キュミエールとブルーズのインパクトは大きいがコート・デ・ブラン地区、モンターニュ・ド・ランスは有望に見えるという。

 

 シャンパーニュは気候変動の影響が大きく、2020年の公式な収獲解禁日は8月17日。乾燥した夏で熟度の上がる傾向にシフトしつつある。過去20年間で8月中に収穫が始まったのは、20202、2018、2017、2015、2011、2007、2003の7ヴィンテージ。2021年は打って変わって、シャンパーニュの1典型である、雨の多い冷涼な年となった。


 2021年上半期はシャンパーニュの輸出が回復しており、メゾンは新型コロナウイルスで需要が落ち込んだ2020年在庫を投入すると見られる。

 

twitter@LouisRoederer_

購読申込のご案内はこちら

会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!

Enjoy Wine Report!! 詳しくはこちら

TOP