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ラ・プスドールのオーナー、パトリック・ランダンジェが死去

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 ブルゴーニュ・ヴォルネイのドメーヌ・ド・ラ・プスドールのオーナー、パトリック・ランダンジェ(Patrick Landanger)が4月22日、闘病生活の末に亡くなった。72歳だった。28日にヴォルネイの墓地に埋葬された。


 ラ・プス・ドールはブルゴーニュ公とフランス王家が所有していた歴史ある生産者。19世紀半ばにはDRCを所有していたジャック・マリー・デュヴォー・ブロシェがオーナーだった。1964年から1997年まで共同所有者の委託を受けて、ジェラール・ポテルが運営していたが、売り先を探している最中にポテルが急逝し、ランダンジェが1997年に買収した。


 1950年生まれのランダンジェはエンジニア出身。人工装具の企業を上場した。30歳も年下の若者たちと一緒に栽培・醸造を学んで1999年から自分でワインを造るようになった。最初は醸造技術者と栽培コンサルタントを雇用し、自分の栽培・醸造技術を修正したという。


 畑を買い増して、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、コルトン、ポマール、ヴォルネイ、ピュリニー・モンラッシェ、サントネイなどにグランクリュやプルミエクリュ中心に18haを超す畑を所有する。


 ビオディナミに転換し、アンフォラの醸造を採用した。2018年から息子のブノワが当主となっている。


 パトリックは情熱的な起業家でスポーツマンだった。陸上競技の400m走でフランスの副チャンピオンになり、1989年にはパリ・ダカール・ラリーを完走した。

パトリック(右)とブノワ・ランダンジェ親子

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