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シャンパーニュ・カルボン、F1が公式シャンパーニュ契約を正式発表

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 モータースポーツF1の公式シャンパーニュに、F1の車体にも使われているカーボンファイバー素材のボトルに詰めた「シャンパーニュ・カルボン」を採用することを、F1商業活動マネージング・ディレクターのショーン・ブラッチズが30日に正式発表した。
 F1の公式シャンパーニュは、GHマムが2015年を最後に撤退し、その後はモエ・エ・シャンドンが契約し、スパークリングワイン「シャンドン ブリュット」が使われてきたが、2017年シーズンのモナコGPからカルボンが表彰台のシャンパン・ファイトで振りまかれてきた。30日のハンガリーGPでも使われた。
 ブラッチズは「シャンパーニュ・カルボンをパートーナーの1人として喜んで迎えたい。伝統、神秘性、祝祭、味わいがF1とシャンパーニュ・カルボンの両者に共通する特色である。カーボンファイバー製ボトルの独特な形状は、F1の驚異的な技術を代表する素材であり、ドライバーをグランプリの表彰台で祝福するのに完ぺきな製品である。今回のパートナーシップにワクワクしていて、我々が前進し、F1ファンに例外的な製品をもたらすと確信している」と、契約締結を発表した。
 「シャンパーニュ カルボン」ブランドは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区シャンピヨン村の家族経営の造り手ドヴァヴリーが立ち上げた。F1愛好家のアレクサンドル・メアがカーボン・ファイバー製のボトルに詰めるアイデアを思いつき、4年がかりで完成させた。職人が21の工程を経て1週間がかりで製造する。米国での価格は3000ドル。ブリュット、ブラン・ド・ブラン・グランクリュ・ミレジメ2009、ロゼを生産している。ハンガリーGPではブラン・ド・ブラン2009のマグナムが使われ、優勝したフェラーリのセバスチャン・ベッテルらがシャワーをまいた。
 アレクサンドル・メアは「シャンパーニュ・カルボンとF1のパートーナーシップは、アイデアの完ぺきなフュージョンである。我々は、偉大な遺産、完ぺきの追求、絶え間ない革新への欲求という同一の物語を共有している。私の家族はほぼ2世紀にわたりシャンパーニュ造りに関わり、GPレースの黄金時代が幕開けした1920年以来の生産者である。その時から、常に差別化を図り、新たな標準を設定し、可能な限り最良のシャンパーニュを創造する夢を追求してきた。我々はまずワインメーカーであり、伝統的な技術を使った例外的なワイン造りに傾ける情熱を、真にオリジナルなものを創造する最先端素材の工程とブレンドしている」とコメントした。
(C)Alexandre Mea

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