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山火事の損害は10億ドル、ワイナリーは活動再開へ

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 カリフォルニア州北部で起きた山火事の損害額は、10億450万ドル(約1184億4000万円)に達した。
 カリフォルニア州保険監督局の発表によると、これは家屋、乗用車、農業設備、人的、商業的損害額をまとめた予備データで、数字はさらに増える可能性がある。現時点で、42人が死亡し、5700戸が焼失し、9900ヘクタールが焼けた。
 ナパヴァレー・ヴィントナーズによると、ナパヴァレーの被害は山岳部に多く、ハイウェイ29とシルバラード・トレイルにはさまれたヴァレー・フロアへの影響は少ない。オークヴィル東部にあるスクリーミング・イーグルのワインメーカー、ニック・ジスラソンは、早く収穫することもあって「ほとんど影響はない」と連絡してきた。西側のハーラン・エステートのビル・ハーランは「我々のチームは無事。ワイン醸造やホスピタリティ施設も痛手を免れた」とメールしてきた。
 ただ、通常は10月に収穫するナパの高価なカベルネ・ソーヴィニヨンの収穫はまだ終わっていない畑もある。地元報道によると、今年は150ワイナリーに1万7000トンのブドウを売却した有名栽培農家のアンディ・ベックストファーは、火災が発生した時点で10-15%のカベルネとメルロが樹に残っていた。
 また、カリフォルニア州森林保護・防火局によると、8日から19日の間に260万ガロン(約984万リットル)もの消火剤が散布されたことを懸念する声も出ている。消火剤はリン酸二アンモニウムと水を混ぜたもので、無害とされているが、安全のために果実や野菜を食べないようにという警告も公衆衛生当局から出ている。
 ナパヴァレーは例年、最も観光客が集まる時期で、火事のために多くのワイナリーのテイスティングルームやビストロが休業していたが、20日ごろから徐々に開業するところが増えている。ケンゾー・エステートはゲストハウスが焼失したが再建作業を進め、ワイナリーは再オープンする。ナパヴァレーコミュニティ災害支援基金や個々のワイナリーなどが、復興のための寄付を受け付けている。

再開するケンゾー・エステート

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