世界の最新ワインニュースと試飲レポート

MENU

  1. トップ
  2. 記事一覧
  3. カリフォルニアワイン協会、新代表に扇谷まどかさん

カリフォルニアワイン協会、新代表に扇谷まどかさん

  • FREE
 カリフォルニアワイン協会(California Wine Institute)は8日、日本代表を務めてきた堀賢一氏が6月に退職するのを受けて、広告代理店「日本アド」(東京・新宿)を新たな業務委託先にすると発表した。日本代表には、シャンパーニュ輸入やワインバー経営を行う扇谷まどかさんが就任する。
 日本は2016年に8700万ドルを売り上げたカリフォルニアワインの4番目の輸出市場。堀氏は1995年に始めた「カリフォルニア バイ ザ グラス プロモーション」やプレスツアーを通じて、カリフォルニアワインの認知を広め、市場を成長させた。協会は世界的なリストラクチャリングを進める中で、各国のベテラン代表との業務委託契約を打ち切ってきた。1994年から駐日代表を務めてきた堀氏との契約も打ち切り、今年1月、新たな業務委託先の募集を発表。カリフォルニアワインの販売、メディア露出を目的とする長期的なマーケティング、広報を行う提案依頼書を求めて審査した結果、輸入食品、バイクなどを顧客に抱える日本アドに決まった。
 扇谷さんはシャンパーニュ輸入やワインバー経営などを行ってきた。WSETディプロマの有資格者。バイ・ザ・グラス・プロモーションやグランド・テイスティングなどのイベントはそのまま引き継ぐ。ナパヴァレーのワイナリーでつくる「ナパヴァレー・ヴィントナーズ」との提携を深め、フード・ペアリングの普及にも力を注ぐという。
 「CWIの代表に選ばれ、身の引き締まる思いです。ワイン業界に身を置いてからまだ11年と浅く、いただいた貴重な機会でありますので、全力を尽くし行っていきたいと思います。今後はフレッシュなアイデアと、すでに懸命に取り組んでいらっしゃるインポーター各社との関係をより強化しながら、カリフォルニアワインのカテゴリーを活性化していきたいと考えております」と抱負を語った。7月6日に「インポーターズ・ミーティング」(兼記者発表会)を行い詳細な戦略を発表する。
 カリフォルニアワイン協会は、世界中で、販売、広報、教育などカリフォルニアワインをサポートする活動に取り組んでいる。日本代表は年間マーケティングと広報計画を策定し、トレード、メディア、消費者への情報提供やワイナリー、輸入業者のサポートを行う。任期は3年間。

購読申込のご案内はこちら

会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!

Enjoy Wine Report!! 詳しくはこちら

TOP