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カリフォルニアで成長する大麻産業、大手企業の投資やアペラシオン策定の動き

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 娯楽用大麻の合法化が州単位で進む米国では、大麻関連の産業が成長し、ワインと同様にアペラシオンを策定しようという動きも出ている。

 医療用の大麻(マリファナ)は1996年にカリフォルニア州で初めて認められた。娯楽用大麻もワシントン、オレゴン、ネバダ、カリフォルニア、コロラド、アラスカ、メイン、マサチューセッツの8州とワシントンDCで合法化されているが、連邦法では禁じられている。

 今年1月に大麻の販売が解禁されたカリフォルニア州では、大麻は酒やたばこと同様の嗜好品として扱われ、産業として成長している。ナパヴァレーのロバート・モンダヴィなどを所有する世界最大級のアルコール飲料企業コンステレーション・ブランズは8月、カナダ・オンタリオに本拠を置く大麻企業の「キャノピー・グロウス」(Canopy Growth)に40億ドルの追加投資を行い、所有株式の比率を9.9%から38%に上げた。これにより、株価は30%急上昇した。

 キャノピー・グロウスはカナダで大規模な合法大麻を生産する企業。コンステレーション・ブランズのロブ・サンズCEOによると、この投資は大麻産業に対して行われた最大の投資。大麻市場の成長や、市場をリードするキャノピー・グロウスの可能性に期待するコメントを発表した。

 ワインと同様に、大手企業が投資する一方で、小規模な農家が生産する大麻も注目されている。カリフォルニアでは1960年代のヒッピー文化の時代から半世紀近く、大麻が栽培されてきた歴史がある。北部のメンドシーノ郡、ハンボルト郡およびトリニティ郡は「エメラルド・トライアングル」と呼ばれ、品質の高さで知られる。大麻の香りには、ブドウと同じく、土壌、水、気候が影響するとされている。

 カリフォルニア州食品農業局傘下の商業的な大麻栽培を管轄する「CalCannabis Cultivation Licensing」は、農家からのアペラシオン策定の陳情を受けて、アペラシオン策定の枠組みを作るプロジェクトをスタート。農家からの聞き取りを行っている。そもそも、大麻が合法化されたのは、闇取引が横行する以上、当局が管理して税収を上げる方がいいという判断がある。

 カリフォルニアでは、販売の解禁を受けて、月100ドルで高級大麻を宅配する業者も登場した。大麻の品質を評価するメディアも登場した。サクラメントにベースを置くモダン・ウェルネス社は、有名なワイン・スペクテイターと似たロゴで、100点方式により大麻を評価する「ウィード・スペクテイター」(Weed Spectator)を出版した。ワイン・スペクテイターを出版する持ち株会社は、商標権侵害として、同社に訴えを起こした。

wikipedia

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