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ボージョレ・ヌーヴォー2018輸入量、ピークの半分だが優良な作柄

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 日本のボージョレ・ヌーヴォーは減少傾向にあるが、世界の輸入量の半分を占めるヌーヴォー大国の座はゆるいでいない。2018年はフランス各地で偉大な作柄となる中で、ボージョレもよく熟した、香り豊かなワインが期待されている。

 メルシャンの調べによると、2017年のボージョレ・ヌーヴォー輸入量は49万ケース。2012年の74万ケース以来、減少が続いている。2018年は前年並みか、やや減少と予想されている。ピークの2004年の104万ケースより半減したとはいえ、2017年の世界の輸入量シェアでは49%を占め、輸出されたヌーヴォーの2本に1本は日本で飲まれている。2位は米国の14%、3位はカナダの7%、4位は中国の4%となっている。

 ボージョレ・ヌーヴォーが減少傾向にあるのは、ワインがアルコール飲料として定着し、ブームではなくなったと見ることができるが、依然としてワインの大きな飲用機会であるのは間違いない。

 ボージョレワイン委員会によると、2018年のボージョレは、理想的な天候に恵まれ、健全で、凝縮したブドウを収穫できた。「2017、2015、2009と肩を並べる歴史に残る伝説的なヴィンテージ」と発表された。収穫が早かったため、マセラシオンに時間をかけられる利点もある。

 メルシャンのボージョレ・ヌーヴォーの販売予定数量は前年比87%の約2万8200ケース。アルベール・ビショーの酸化防止剤無添加のオーガニック・ヌーヴォーが新登場する。
メルシャンのボジョレー・ヌーヴォー
日本の輸入量、単位はケース(万) メルシャン調べ
世界の輸入量シェア メルシャン調べ 

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