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6月に延期予定だったヨーロッパ最大級のワイン・スピリッツ見本市「ヴィニタリー2020」の中止が発表された。来年4月18-21日に「ヴィニタリー2021」が開かれる。54年間の歴史の中で中止は初めて。
ヴィニタリー2020は4月19-22日にイタリア・ヴェローナで予定されていたが、主催者が今月3日に6月14-17日に延期すると発表していた。その後、新型コロナウイルスのパンデミックは加速し、イタリアだけでなく、スペイン、フランス、英国などヨーロッパの主要国が深刻な状況となり、キャンセルが正式に発表された。
主催者ヴェローナフィアのマウリツィオ・ダネーゼ会長は「だれもが見ているように、健康の危機が明白に悪化し、最初は可能なように思えたものが今やそうではなくなった」と述べ、「サプライチェーン組織、ヴィニタリー、ソル＆アグリフード、エノリテックと協議の上で来年に開催する」と発表した。
中止・延期となった今後の主要なワイン・スピリッツの国際見本市は以下の通り。
▼「チャイナ・フード・アンド・ドリンクス・フェア 2020」（成都）
予定日：3月26-28日
延期日：5月21-23日
▼「ボルドー・プリムール2019」
予定日：3月30-4月2日
延期日：未定
▼「プロヴァイン・アジア2020」（シンガポール）
予定日：7月13-16日
延期日：2021年3月2-5日
▼「ヴィニタリー 2020」
予定日：4月19-22日
中止
▼「ロンドン・ワインフェア 2020」
予定日：5月18-20日
延期日：未定
▼「ヴィネクスポ香港」
予定日：5月26-28日
延期日：7月8-10日
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