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エノテカは5日、ボルドー2019プリムールのクラブエノテカ会員向けの優先販売を始めた。12日から一般販売を始める。
5大シャトーのうち、プリムールから撤退したラトゥールを除く1級シャトーは2018より値下げ傾向となっている。ラフィット・ロートシルトの1本単位購入の税込み売り出し価格は2018(9万200円)より約1万円ダウンの8万1400円。
1級シャトーの税込み1本単価は以下の通り
シャトー・ラフィット・ロスチャイルド 8万1400円
シャトー・ムートン・ロスチャイルド 5万9400円
シャトー・マルゴー 7万3700円
シャトー・オー・ブリオン・ルージュ 5万7200円
2019年は冬の降雨量は多く、7月から9月にかけて乾燥した晴天が続き、優れた作柄となった。2016年、2018年に引けをとらない優良ヴィンテージとなった。プリムール商戦は通常は2、3か月間かかるが、今回は1級シャトーが早くから売り出し、1か月間で6月中に終わった。ネゴシアンの売り出し価格が前年より20-30%ダウンし、優良ヴィンテージということもあって、世界的に売れ行きは好調だ。
エノテカは1995年に日本で初めて消費者向けにプリムール販売を始めたパイオニア。現在は徳岡、ル・グラン、ベリー・ブラザーズ&ラッド、ピーロート・ジャパンが消費者向けに販売している。今年は先行して売り出したベリー・ブラザーズ&ラッドの売り上げが、2018ヴィンテージを上回っているという。
今年は新型コロナウイルスによるロックダウンの影響で、ボルドー現地での試飲会が行われなかった。UGCB(ユニオン・デ・グランクリュ・ド・ボルドー)やネゴシアン、シャトーが6月に主要な市場向けにサンプルを送付する形で、インポーターやジャーナリストが試飲した。
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