オバマ最後の公式晩さん会、リッジのジンファンデルでイタリア首相歓迎

　オバマ大統領は18日、イタリアのマッテオ・レンツィ首相をホワイトハウスに迎えた任期中最後の公式晩さん会で、イタリアンの鉄人シェフ、マリオ・バターリを起用し、米国を代表するリッジ・ヴィンヤードの「ジンファンデル　イーストベンチ　2014」で供した。
　イタリア系アメリカ人のバターリはテレビ番組「アイアンシェフ・アメリカ」のイタリアンの鉄人として有名なTVシェフ。ニューヨークのレストラン「バッボ」のオーナーシェフ。ミシェル・オバマ夫人が、公衆衛生キャンペーンのサポーターとして知り合い、ゲストシェフに招いた。
　バターリはエグゼクティブシェフと力を合わせて、前菜に「スイートポテトのアニョレッティ　バターとセージ添え」、サラダに「エンダイブの温性バターナッツ・スカッシュサラダ　ニューヨークのペコリーノとともに」、メインに「炭焼きビーフ　ホースラディッシュ風味グレモラタとブロッコリ添え」を供した。
　メインのテンダーロインには、「リッジ・ヴィンヤード　ジンファンデル　ドライ・クリーク・ヴァレー　イーストベンチ　2014」を合わせた。リッジがジンファンデル100％で造る2つのワインの1つ。ワイン・アドヴォケイトは90点、ヴィノスは91点。ホワイトハウスのワインは、ゲストの国を考慮して選ばれる。今回の選択は、ジンファンデルとプリミティーヴォが同一品種であることを意識したという見方ができる。リッジは報道されるまで、ワインが使われたことは知らなかった。
　前菜とサラダには、イタリア品種のヴェルメンティーノとサンジョヴェーゼが使われた。パルミナはブリュワー・クリフトンのスティーヴ・クリフトンが、バルベーラ、ネッビオーロ、ヴェルメンティーノなどイタリア品種に特化して造るサンタ・バーバラのワイナリー。

　デザート以外の料理とワインは次の通り。

ファーストコース
スイートポテトのアニョレッティ　バターとセージ添えパルミナ　ヴェルメンティーノ　サンタ・イネズ・ヴァレー　2015

サラダコース
エンダイブの温性バターナッツ・スカッシュサラダ　ニューヨークのペコリーノとともに
ヴィラ・ラガッツィ　サンジョヴェーゼ　ナパヴァレー　2012

メインコース
炭焼きビーフ　ホースラディッシュ風味グレモラタとブロッコリ添え
リッジ・ヴィンヤード　ジンファンデル　ドライ・クリーク・ヴァレー　イーストベンチ　2014