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ユネスコ世界遺産から10周年、シャンパーニュでワイン観光が活性化

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 ユネスコ世界遺産登録の10周年を迎えるシャンパーニュで、ワインツーリズムが活性化して観光客数が増加していることがわかった。


 シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴは2015年7月にユネスコ世界遺産の仲間入りをした。Vitisphereによると、代表者、業界関係者、地元住民ら600人を対象に実施した調査で、2016年から2023年の間に観光客数が60%以上増加し、年間訪問者数が100万人から180万人に増加した。


 ドン・ペリニヨンゆかりのオーヴィレール村では、訪問者数が2016年の7万2500人から2024年には16万2000人に倍増した。観光客の2人に1人以上が、シャンパーニュ地方がユネスコの世界遺産に登録されていることを認識している。外国人観光客は主にドイツ、オランダ、イギリスから来ており、ベルギー、アメリカ、イタリアがそれに続く。


 観光関連の雇用数(接客、宿泊、アクティビティ、輸送)は、2016年から2023年にかけてマルヌ県で30%増加し、オーブ県で33.8%、エーヌ県で39.9%増加した。


 観光業の発展を支援するために、質問を受けた業界関係者の74%がインフラの改修または近代化を目的とした投資を少なくとも1回行ったと回答し、61%が新たな観光アクティビティを提供し、31% が新たなコミュニケーション・メディアを作成したと回答した。


 シャンピヨンにオープンしたホテル「Royal Champagne」やミュティニーの「Loisium」など、ラグジュアリー施設の選択肢が広がった。メゾンもルイナールのパビリオンなどレセプションの刷新に投資している。

テタンジェのカーヴ

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