サント・ヴィクトワール、プロヴァンス初のプルミエクリュに認可

　コート・ド・プロヴァンスのサント・ヴィクトワール（Sainte-Victoire）がプロヴァンスで初めてのプルミエクリュに認められた。

　サント・ヴィクトワールはプロヴァンス西部に位置し、コトー・デスク（Coteaux d’Aix）とコトー・ヴァロワ（Coteaux Varois）の間にある。冷たいミストラル、地中海の暑さを防ぐ石灰岩の断崖モン・サント・ヴィクトワールなどがもたらす、フレッシュ感で知られている。

　2005 年に認められたコート・ド・プロヴァンスのアペラシオンに付随する5 つの地理的称号 (DGC)の1つだったが、サント・ヴィクトワール地区のロゼと赤ワインにクリュのステータスが適用される。

　DCGはクリュの地位向上に向けた第一歩だった。プロヴァンスワイン協会（CIVP）は、過去4年間、サント・ヴィクトワールのクリュの地位を獲得するために尽力してきた。

　DCGからの単なる名称の変更ではなく、クリュへの昇格によってプロヴァンスのロゼワインでのテロワールの重要性が認識され、同じ地域の赤ワインもさらに認知されるようになることを、生産者たちは期待している。