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英国のシャンパーニュ評論家マイケル・エドワーズが亡くなった。81歳だった。
エドワーズはロンドンで弁護士資格を取得。1970年代にはフランスに住んで、ブローカーとして、ルイナール、ラロッシュ、クロ・ド・タール、フンブレヒト、シャーヴなどのワインを主にアメリカで販売した。
2006年から英国のワイン専門誌「The World of Fine Wine」(ザ・ワールド・オブ・ファイン・ワイン)のシャンパーニュとブルゴーニュの担当ライターを務めた。同誌が出版したFINE WINEシリーズの『The Finest Wines of Champagne』は2010年のルイ・ロデレール・ワインブック・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
2004年からデキャンター・ワールド・ワイン・アワード (DWWA)の審査員を務めた。
エドワーズの記事や著書は単なる生産者紹介ではなかった。1970年代の需要の高まりを満たす高収量で化学薬品を使用したシャンパーニュ造りによる品質の低迷を批判。1990年代のジャック・セロスやエグリ・ウーリエらグローワーの台頭、ルイ・ロデレールの有機栽培など時代の流れをとらえた俯瞰的な視点の持ち主だった。


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