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実力派グローワーがひしめくアヴィーズから、注目のメゾンが登場する。パスカル・アグラパールの弟ファブリス・アグラパール率いる「アグラパール アヴィーズ」(Agrapart Avize)がそれだ。少量生産のデビュー作「アトマ」(ATOMA)がまもなく日本に上陸する。
アグラパール・エ・フィスは1894年にアルチュール・アグラパールがアヴィーズに設立した。1950年代にアルチュールの息子オーギュストに引き継がれ、その後ピエールを経て、1980年代に4代目のパスカルとファブリス兄弟が引き継いだ。パスカルは40年間、ドメーヌの評価を保ってきた。現在はパスカル・アグラパールに名前を変えて、息子のアンブロワーズが参画している。
「アグラパール アヴィーズ」はファブリスがパートナーのエマニュエル、ヨハンナと共に運営している。ビオディナミを実践し、最小限の介入で、伝統的な手法により、コート・デ・バールのテロワールを表現するシャンパーニュを造っている。
二酸化炭素排出量を最小限に抑えた持続可能なワイン造りを理想に掲げ、地元のサプライヤーと協力している。アヴィーズ中心部のジャン・ジョレス通り沿いにメゾンを構えて、ブティックホテル、レストラン、ワインクラブを併設している。ブドウ畑を臨む施設はアートと自然が融合されている。
最初にリリースされる「アトマ」はコート・デ・ブランの7クリュ(Avize、Cramant、Oger、Oiry、Mesnil-sur-Oger、Vertus、Bergères-lès-Vertus)をブレンドするマルチ・ヴィンテージ。ステンレスタンクで熟成させたワイン50%とモンターニュ・ド・ランスのフードルで熟成させたワイン50%を使用。2020年に始めたステンレスタンク熟成のグランクリュのブラン・ド・ブランのパーペチュアル・リザーヴを20%使用する。
このほか、ムニエ100%の「Ameunia」、テラコッタ熟成のオジェのブラン・ドブラン「Amphora」、ロゼ「Anthocya」、ブドウ由来の糖分だけで醸造する「Apura」、古樹を区画ごとに醸造する「Aterra」など10種の挑戦的なキュヴェを仕込んでいる。
アヴィーズには、グリーンガイド(ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス)4つ星のジャック・セロス、3つ星のパスカル・アグラパール、2つ星のド・スーザら実力派グローワーがひしめいている。アグラパール家から派生した、この新規メゾンも注目を集めるのは必至だ。
日本には輸入元ジェロボームが第一弾のアトマを36本のみ輸入する。
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