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米国の2025年ワイン輸出は3割以上減少

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 米国の2025年ワイン輸出は33.5%減少し、4億2800万ドルの損失となった。トランプ大統領の興した貿易戦争の影響で、主要市場であるカナダへの輸出が減少したのが主な原因。


 商務省傘下の国勢調査局の報告書によると、米国の2025年ワイン輸出は前年の13億ドルから8億5000万ドルに減少した。


 トランプ大統領はカナダ製品に25%の関税を課すことを決定し、カナダを「51番目の州」にしたいと発言した。これを受けて、カナダ全土に「地元産品を買おう」運動が広がり、昨年3月から米国産ワインとスピリッツが店頭から撤去されている。


 カナダの州や準州は酒類の販売は原則として政府機関が独占・管理している。米国産ワインの販売を許可しているのはアルバータ州とサスカチュワン州だけだ。


 米国産ワインのカナダ向け輸出額は2025年11月までに5400万ドルから950万ドルへ82.3%減少した。カナダはカリフォルニアとワシントン州産ワインの最大の輸入国だったため痛手は大きい。スピリッツの愛好家も多い。ワイナリーや蒸溜所は長年かけて築いたネットワークを失い、現地を訪れるカナダ人観光客も減った。


 カリフォルニアには消費者への直接販売に依存しているワイナリーもあるが、エントリーレベルのワインは輸出への依存度も高い。貿易戦争によりカナダ以外の、オーストラリア、アルゼンチンなどの輸出市場の売り上げも減少している。

米国産のアルコールが棚から撤去された(C)Liquor Control Board of Ontario.

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