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フランスの裁判所が銅の使用制限を一時停止する判決

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 イル・ド・フランス地域圏のムラン行政裁判所は31日、ブドウ栽培における銅系殺菌剤の使用制限を一時停止する判決を下した。フランス食品安全・環境・労働衛生庁(ANSES)は、昨年7月15日に販売承認の更新を拒否した17製品について2か月以内に再審査を行う。


 ドイツの農薬メーカー「コサコ」(Cosaco GmbH)は水酸化銅を有効成分とする「Funguran Oh」など4種の製品の販売承認の更新をANSESに申請した。これらの製品は有機ブドウ栽培で重要な役割を担っている。銅はブドウ畑に慢性的に発生するべと病の防除において、最も広く用いられている。


 EUの承認は2029年6月30日まで有効だが、ANSESは2025年7月、銅を含む計17製品の販売を再承認しないことを決定した。これは製造業者が労働者の有害なリスクを排除するデータを提供しなかったため。2027年から販売されない見通しだった。


 メルン行政裁判所は有機農業において信頼できる代替手段がないことを強調した。経済的な影響、ワイン業界向けの銅系殺菌剤の大幅な減少を考慮して、ANSESの決定を部分的に停止したと声明で発表した。


 ANSESはこれらの製品のブドウ栽培用販売承認の申請を2か月以内に再審査するよう命じられた。


 フランス有機農業連盟(FNAB)、フランス・ヴァン・ビオ、フランスワイン原産地呼称連合(CNAOC)は、ワイン業界にとって「歴史的な勝利」と称賛した。


 

銅系殺菌剤はべと病の防除に不可欠

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