SFクロニクルのワインメーカー・オブ・ザ・イヤー2016、マイケル・クルーズ選出

　米サンフランシスコ・クロニクル紙は、2016年のワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに、自然派スパークリング「ウルトラマリン」で知られるマイケル・クルーズを選んだ。
　クルーズはUCバークレイで生化学を修め、ラボで研究者として働いた後、2013年にソノマ・ペタルマにクルーズ・ワインCOを興した。チャールズ・ハインツ・ヴィンヤードのブドウを使った瓶内二次発酵方式の「ウルトラマリン」のほか、かつてナパ・ガメイと呼ばれたヴァルディギエから造るスティルワイン、ペットナット、フィールド・ブレンドのモンキー・ジャケット、タナなどを手掛ける。
　亜硫酸を抑えた自然派的な造りで、若い世代から人気を集めている。ウルトラマリンは生産量が5000本。セロスやプレヴォーら、シャンパーニュの自然派グローワーの影響で始めた。カリフォルニアでも特定のレストランに行かないと飲めない。
　ウルトラマリンは、ワインレポートで10月に掲載した「シャンパーニュVSイングリッシュ＆カリフォルニア・スパークリング 代表的な20銘柄をブラインド・テイスティング」でも、シャルル・エドシックに次ぐ高い評価を得た。試飲コメントはこちらhttps://www.winereport.jp/archive/282/