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Liv-ex初の世界格付け、トップはロマネ・コンティ

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 市場の取引価格に基づいてボルドーの格付けを行った英国の高級ワイン取引プラットフォーム「Liv-ex」が初めて、ボルドー以外の世界のワインを対象にした格付けを発表した。1級の上位は予想通り、DRCのワインが占め、ブルゴーニュ勢が優勢な中で、カリフォルニア・カルトのスクリーミング・イーグル、ヘンチキのヒル・オブ・グレース、クリスタル・ロゼも1級にランクインした。
 市場で十分な流通量があり、12本入りケース当たり最低250ポンドのワインを対象とした。フランス(ローヌ、シャンパーニュ、ブルゴーニュ)、イタリア、スペイン、米国、オーストラリア、チリの6か国が格付けに入り、1級の19銘柄のうち13銘柄はブルゴーニュのドメーヌが占めた。DRCのロマネ・コンティからグラン・エシェゾーまで5銘柄に混じって、スクリーミング・イーグルが3番手につけた。メルロのスーパータスカンのマッセート、スペインのピングス、ペンフォールズのグランジなど、二次市場でボルドー1級と同等かそれ以上の価格で取り引きされる各国のワインも1級にランクインした。
 2級の37銘柄には、ローヌのギガル単一畑、ガヤ、ジャコモ・コンテルノなどに混じって、チリのアルマヴィーヴァも入った。
 2016年4月30日から2017年5月1日までの取り引きに基づいて平均価格を計算した。1級は2500ポンド以上、2級は688-2499ポンド、3級は438-687ポンド、4級は313-437ポンド、5級は250-312ポンド。
 ルロワやルーミエなどブルゴーニュの有名ドメーヌが生産するグランクリュが格付けに含まれないのは、流通量が十分でないためだろう。ボルドーが高品質を量産していることが改めてわかる。

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