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エリック男爵の娘が新チェアマンで、ジャン・ギョーム・プラッツがCEOに…若返るDBRラフィット

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 ボルドー1級シャトーの頂点に立つシャトー・ラフィット・ロートシルトの持ち株会社ドメーヌ・バロン・ド・ロスチャイルド(ラフィット)のトップが交替する。オーナーのエリック・ド・ロスチャイルド男爵が娘のサスキア・ド・ロスチャイルドにチェアマンの座を譲り渡し、クリストフ・サランに代わって、ジャン・ギョーム・プラッツがCEOになる。ロスチャイルド家が所有して150周年となる2018年を前に、グループは大きく若返る。
 30歳のサスキアは77歳の男爵に代わって、2018年4月からDBRラフィットのチェアマンに就任する。HECパリとコロンビア大で経営を修めて、この2年間、コ・チェアマンを務めてきた。DBRラフィットに参画する前はニューヨーク・タイムズのパリと西アフリカで勤務するジャーナリストだった。
 また、33年間にわたりCEOを務めてきたやり手のクリストフ・サラン(62)は2018年3月で、ジャン・ギョーム・プラッツ(48)と交替する。エリック男爵とサランはそれぞれ、マネージング・パートナー、シニア・アドバイザーとしてグループにとどまる。
 プラッツは家族所有だったシャトー・コス・デストゥルネルを、実業家のミシェル・レイビエが2000年に購入してから、支配人として施設の刷新などを行い、トップシャトーに育てた。2013年にLVMHのエステーツ&ワインのCEOとして、ニュージーランドのクラウディ・ベイ、ナパのニュートン、中国のアオ・ユンなど8か国の15エステーツを指揮してきた。5年をへて再びボルドーに戻ってくる。
 ラフイット・ロートシルトは1868年以来、ロスチャイルド家の所有で、2018年に150周年を迎える。エリック男爵は1975年に継承し、発展させてきた。ボルドーにデュアール・ミロン、リューセック、レヴァンジルを所有し、ラングドックにドメーヌ・ドーシエール、チリにロス・バコス、アルゼンチンにはボデガス・カロを展開する。サランとエリック男爵はチームを組んで、グループ企業の品質と地位を高めた。ボルドーのネゴシアンワインのほか、海外展開に力をいれ、中国でのラフィット人気を加速させ、山東省でのワイン生産プロジェクトも始めた。
 ラフィットの技術責任者は2016年に、シャルル・シュヴァリエからエリック・コレールに交替し、グループ全体が若返ることになる。ボルドー人のジャン・ギョーム・プラッツは、シャトー経営にたけ、コス・デストゥルネルの品質と価格を高みに押し上げた。グローバル企業で、アオ・ユンなどの先駆的なプロジェクトを成功させた手腕で、ラフィット・グループの海外展開に貢献するのは間違いない。

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左から、ジャン・ギョーム・プラッツ、サスキア・ド・ロスチャイルド、クリストフ・サラン、エリック・ド・ロスチャイルド男爵 DBR(Lafite)
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コス・デストゥルネルとエステーツ&ワインを成長させたジャン・ギョーム・プラッツ

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