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2012年は2009年より良い…ルイ・ジャドのバレル試飲

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 ブルゴーニュを代表するネゴシアン「ルイ・ジャド」の2012年ヴィンテージのバレル・テイスティングが19日、東京の帝国ホテルで開かれた。

 瓶詰め直前のワインを試飲するもので、オリヴィエ・マスモンデ輸出部長が来日した。2012年は開花期に雨が多く、冷涼だったため結実不良が多かった。クロ・ド・ベーズは平年の10樽に比べて5樽、ミュジニーは4樽に対して1樽半だった。

 「収穫量が12年は11年より10%減、11年は10年より15%減、10年は09年より15%減少した。3年をあわせると1年分が失われた勘定になる。ストックは少ないが、需要は高いままなので困っているが、品質は2009年より良いと考えている。長期保存に向く。銀行で投資するより確実だ(笑)」

 白のボーヌ・プルミエクリュ・グレーヴ・ル・クロ・ブランと赤のボーヌ・プルミエクリュ・クロ・デ・ズルシュールを例に説明した。

 「クロ・ブランはふくよかで、果実感があり、酸も11年と同じ水準。ピュアで白い花の香り。樽内で発酵し18か月間熟成。長期熟成させるためのリンゴ酸を残すため、マロラクティック発酵はブロックしている。クロ・デ・ズルシュールは1826年に購入。1日2回、ピジャージュしながら高温で発酵し、18か月間、樽で熟成した。少なくとも15年は熟成する」

 問い合わせは日本リカー(03・5643・9770)。

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