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2019年のボジョレーは天候不順で、前年の半分の収穫量となったが、作柄は期待できそうだ。
ボジョレーワイン委員会によると、2019年の収量は春の霜、干ばつ、数回の雹により、2018年の半分に落ち込み、過去5年平均より25%減少した。だが、ワインはしなやかで丸く、「期待できるヴィンテージ」という。
委員会のドミニク・ピロン会長は「8月の雨はブドウ樹に水分を供給し、ブドウが良い状態で成熟し、心地よい自然な酸がある。我々の好むフレッシュ感がある。熟成の可能性が魅力的で、ワインは輝きがある」と語っている。
ボジョレーの2019年最初の8か月間の英国向け輸出は、フランスワインの中で過去最大の34.6%の増加を示し、金額でも19.6%の伸びとを示した。白ワインとロゼワイン人気が高まる中で健闘している。
一方、日本におけるボジョレー・ヌーヴォーは減少傾向にあるが、世界の国別輸入量のほぼ半分に当たる47%を占めている。メルシャンによると、2018年の日本の輸入量は44万ケース。ピークだった2004年の約5割に減少した。2019年も減少傾向と見られる。
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