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カナリア諸島の最新事情 独特な栽培と固有品種

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世界が注目 トレンディな「島のワイン」

 

日本ソムリエ協会「Sommelier」174号掲載


モロッコの沖合い100キロに7つの島
大西洋に浮かぶヨーロッパ人のリゾート


 現在のワインのトレンドと言えば、冷涼な産地、固有品種、自然派などがすぐに頭に浮かぶが、「島のワイン」もその一つだ。


 島のワインには独自性がある。近年に訪ねた島を思い起こしてみると、どこでも鮮烈な出会いがあった。ギリシャのサントリーニ島には、地を這うようなバスケット仕立てのブドウ樹が生き残り、壮麗な夕日がエーゲ海に沈んでいった。


 イタリアのシチリア島では、アフリカから吹いてくる熱風シロッコにあぶられ、地中海の魚とオリーヴオイルに活力をもらった。外界から隔絶された生態系と、そこで発展した固有品種や独特のワイン造りが、新たな視野を開いてくれる。


 新たな出会いを求めて、2020年1月半ばにスペイン自治州のカナリア諸島に飛んだ。ロバート・パーカー・ワイン・アドヴォケイトのスペイン担当ルイス・グティエレスは、2016年の特集記事で「カナリア諸島はガリシア、ヘレスと並んで最もエキサイティングなワイン産地」と評した。ポルトガルのアゾレス諸島と並んで、世界の専門家が注目している先端の島の産地だ。


 アゾレス諸島は、ジャンシス・ロビンソンが昨年、「ワールド・アトラス・オブ・ワイン」第8版を出版した際に、ワイン・サーチャーの取材を受けて、「メインストリームではないが、人々が楽しめると思うワイン」という質問に対して、5つの産地の1つに挙げている。島のワインの注目しているのだ。


 「島」の定義については、日本を代表する翻訳家・ワインライターの立花峰夫さんが2016年のヴィノテーク9月号で定義している。それを拝借すると


 「地理学上、大陸とは面積の大きな陸塊のことで、オーストラリア大陸(761万平方キロメートル)が最も小さく、オーストラリア大陸より面積が小さい陸塊を島と分類する」


 海洋島と陸島に大別でき、海洋島は深い海洋底から直接海面まで立ち上がる島のことで、陸島は大陸棚の上にある島のこととされている。


 カナリア諸島は典型的な海洋島だ。アフリカ大陸北西部のモロッコの沖合い110キロの大西洋に、7つの島が点在している。パリからマドリッドまで2時間、マドリッドから最も大きなテネリフェ島までさらに3時間。早朝に飛行機に乗っても、到着するのは昼過ぎとなる。


 テネリフェ島は、私が帰国してから1か月後に、新型コロナウイルスのニュースで有名になった。ウイルスが流行していたイタリア北部のロンバルディアから訪れた医師が陽性を示し、島の4つ星ホテルに宿泊していた大勢の観光客が隔離された。


 現地のホテルに泊まってわかったのだが、カナリア諸島は、日本人にとってのハワイのような、ヨーロッパ向けリゾート・アイランドらしい。暖かさは冬の沖縄程度だが、ツアー客だらけ、リタイアしたカップルがアロハ姿で、ロビーで踊っている。夜は12時近くまで、乾杯とカラオケの歌声が絶えない。


 カナリア諸島は東から、ランサローテ(Lanzarote)、フエルデベントゥーラ(Fuerteventura)、グラン・カナリア(Gran Canaria)、テネリフェ(Tenerif)、ラ・ゴメラ(La Gomera)、ラ・パルマ(La Palma)、エル・イエロ(El Hierro)の7つの島からなっている。


 それぞれの島はプロペラ機で30分から2時間のフライトで移動できる。島民や海外からのビジネスマンは、バス感覚で、飛行機を利用している。


 大西洋の海底からマグマが上昇し、噴火してできた火山島からなっている。活火山が多く、ブドウ畑には風化した溶岩や火山灰が堆積している。亜熱帯性気候で、アリシオスと呼ばれる貿易風が吹いてくる。気候は穏やかで、降水量は少ない。


 カナリア諸島の名前はラテン語で「犬の島」と呼ばれたのに由来するとの説がある。鳥のカナリアの原産地でもある。レストランでランチをすると、澄んだ高音で鳴き続けるカナリアの唄声にいやされた。


 ヨーロッパの島々に共通するが、カナリア諸島も異なる文化が交錯している。スペインのカスティーリャ王国が15世紀に島々を征服し、スペイン領となった。大航海時代が幕開けし、ヨーロッパと新大陸を結ぶ航路の補給地となった。コロンブスは新大陸に向かう途中に立ち寄った。


 食はスペイン本土の影響を感じさせるオリーブオイルがベースだが、四方を囲む海からとれる魚介物が豊富だ。ヨーロッパのワイン産地の多くは内陸にあり、肉食が主体だが、カナリア諸島は日本人の胃袋にはうれしい産地だった。


火山が形成した奇怪な風景
エネルギーが生き続けている


 エーゲ海の火山島は趣き深いが、テネリフェ島はスケールが大きい。世界で3番目の規模の火山島だ。ここを訪ねたら、標高3718メートルのテイデ山(Pico del Teide)に足を運ばなければいけない。大西洋の島にある山としては最高峰で、山と周辺のテイデ国立公園はユネスコの世界遺産に登録されている。


 海辺から2時間近くかけて、スカイラインを登っていく。麓で20度を超していた気温は、頂上で8度まで下がった。ロープウェイのある頂上付近には、SF映画で見た火星のイメージそのものの風景が広がっていた。


 大規模な噴火が作り出した火山岩が奇怪な地形を形成し、巨大な丘や砂丘が不規則な起伏をなしている。足元には、風化した砂とゴツゴツした岩や石が転がっている。灰色の砂、熱で変形した赤黒い岩の塊、暗くて黒ずんだ石……不気味で、幻想的な色調は、見る者の心をざわつかせる。およそ生命体の存在を感じない無機的な景観に、凝縮したエネルギーが宿っている。


 テネリフェ島から北東へプロペラ機で50分。カナリア諸島の中で最もアフリカ大陸に近いランサローテ島の風景も、シュールだった。1730年から6年間も続いた火山の噴火がもたらした火山灰や砂礫が3メートルも蓄積し、島の3分の1の地表を覆っている。上空の飛行機内からは、緑が少なく、窪地のカルデラと砂漠が広がっているように見える。


 観光名所の1つティマンファヤ国立公園にも、不可思議な風景が広がっていた。熱の痕跡をとどめる赤茶色の火山灰や風化した灰褐色の溶岩が、丘陵や砂漠、月面のように巨大なクレーターを織りなしている。テイデ山が火星だとすれば、この国立公園は月のようだ。荒涼とした景観の向こうに、まぶしいほどに真っ青な大西洋が広がる。そのコントラストがまた、非現実的だった。


 公園内を回る観光バスの発着場で、アトラクションをしていた。地面に掘った穴に水を注ぐと、爆発音とともに水蒸気が高く吹き上がる。観光客から驚きの声が上がった。火山のエネルギーが生きているのだ。


フレッシュでミネラル感に富む白
テネリフェ島を中心に10のDO


 カナリア諸島の主要なブドウ品種は、白ブドウがマルバシア(Malvasia)、リスタン・ブランコ(Listan Blanco)、マルマフエロ(Marmajuelo)、ビハリエゴ・ブランコ(Vijariego Blanco)。マルバシアは歴史的に重要な品種。香りが強く、キレがある。辛口と甘口に仕立てられる。


 リスタン・ブランコは別名パロミノ (Palomino)。シェリーに欠かせない品種だが、カナリア諸島では辛口に仕立てられ、ミネラル感に富むワインとなる。マルマフエロは花ぶるいが多いが、高めの酸とパッションフルーツの香りと、ミネラル感の背骨を持つ。ビハリエゴ・ブランコは、エル・ヒエロとテネリフェで栽培が盛んで、スパークリングワインに適している。


 黒ブドウは、リスタン・ネグロ(Listan Negro)、ネグラモル(Negramoll)、ビハリエゴ・ネグロ(Vijariego Negro)などがある。リスタン・ネグロは最も栽培面積の広い赤ワイン品種で、ボジョレーのような軽いスタイルに仕上げられる。


 ネグラモルはティンタネグロとも呼ばれる。マデイラでは大量生産に使われる品種で、イージー・ドリンキングなスタイルに仕上げられる。ビハリエゴ・ネグロは別名スモル(Sumoll)。リスタン・ネグロとしばしばブレンドされる。


 カナリア諸島の原産地統制呼称(DO)は1992年から2000年代に認可されて、現在は10。テネリフェ島だけは、5つのDOが存在する。


・Tacoronte-Acentejo(タコロンテ・アセンテホ)
・Valle de la Orotava(バリェ・デ・ラ・オロタバ)
・Valle de Guimar(バリェ・デ・グイマール)
・Ycoden-Daute-Isora(イコデン・ダウテ・イソラ)
・Abona(アボナ)


 Tacoronte-Acentejoは1992年に認められた最古のDO。標高100メートルから1000メートルの急斜面から、イージー・ドリンキングスタイルのリスタン・ネグロやネグラモルが造られている。


 Valle de la Orotavaは1995年に認可。後述するコルドン・トレンザード仕立てで、リスタン・ブランコが造られる。Valle de Guimarは1996年の認可。標高1500メートルの畑でも栽培されているが、最も優れているのは800メートル付近。リスタン・ブランコの栽培面積が60%を占め、スパークリングワインも造られる。


 Ycoden-Daute-Isoraは1994年の認可。緑が豊富で、標高1400メートル付近が最良の畑。20を超す品種が栽培され、フレッシュなリスタン・ブランコが栽培面積の70%を占める。


 Abonaの認可は1996年。300メートルから1800メートルに広がり、ヨーロッパで最も標高の高い畑も含まれる。冷涼で寒暖差が大きく、リスタン・ブランコ、マルバシアなどが主な品種だ。


 そのほかの5つのDOがそれぞれの島をカバーしている。


・Lanzarote(ランサローテ)
・Gran Canaria(グラン・カナリア)
・La Gomera(ラ・ゴメラ)
・La Palma(ラ・パルマ)
・El Hierro(エル・イエロ)


火山灰土壌に対応する独特の仕立て
Hoyos(オヨス)とコルドン・トレンザード


 島の風土に対応するため、栽培農家は様々な工夫をこらす。シチリア島では、強い日差しからブドウの房を守るため、株仕立てが発達している。サントリーニ島では強風からブドウを守るために、バスケット仕立てが生まれた。


 ランサローテ島では、畑の表面を覆う火山灰に対処するためHoyos(オヨス)と呼ばれる独特な栽培法が編み出された。これは2メートル前後の深さの穴を手で掘って、ブドウ樹をその底に植える。穴の縁には火山岩を積み上げている。


 火山灰は水はけがよく、島の雨量は少ない。穴の中の火山灰は夜露の水分を保持する一方で、日中に蓄積した熱を夜に放出する。50センチの高さに並べた岩は、ゾコス(zocos)と呼ばれる。アフリカ大陸から吹いてくるサハラ砂漠の強風アリシオスからブドウ樹を守る役割を果たす。


 ランサローテでは、リスタン・ブランコ、リスタン・ネグロ、ネグラモル、マルバシア、ディエゴなどの品種が噴火後に植えられた。


 クレーターのような多くの窪みが平地や斜面に広がる風景は、一度見たら忘れられない。不毛に見える土地に生命を宿らせた農民たちの知恵と執念に感動を覚えた。100年を超す古木が多く、収量は当然のことながら低い。ヘクタール当たり300本の樹しかない。


 もう一つのユニークな手法が、Valle de la Orotavaやパルマ島で見たコルドン・トレンザード(Cordon Trenzado)という仕立て方だ。ブドウ樹の枝から伸びたツルが地を這うように広がっている。その長さは数メートル以上に及んでいる。


 伝統的には、土地を有効活用して、イモなどを植えるために開発された手法だという。規則的な栽培や剪定はできない。1本に数房しかつかない樹もあり、収量は2500kg/ha前後と極めて低い。


 カナリア諸島は隔絶された環境なので、フィロキセラには侵されていない。ヨーロッパ本土でフィロキセラ前に行われていた、伸びた枝を地中に植えて樹を増やすプロヴィナージュの手法が今も使われている。


若き生産者がテネリフェをリバイバル
単一畑で品種を表現するボルハ・ペレス


 歴史と伝統がそのまま保存されているカナリア諸島だが、進化を止めたガラパゴスではない。世代交代により、若き生産者が登場して、産地の地図を書き換えているのは、ヨーロッパ本土のワイン産地と変わらない。


 テネリフェ島のリバイバルに、最初に火をつけたのが、スエルテス・デル・マルケス(Suertes del Marques)である。当主のジョナタン・ガルシアは、島中央部のテイデ山の北に広がるValle de la Orotavaで、コルドン・トレンサード仕立てを本格復活させ、自根のリスタン・ネグロやリスタン・ブランコの古木からエレガントなワインを生み出した。


 スエルテス・デル・マルケスのワインメーカーを務めたロベルト・サンタナら4人の若者が、エンビナテ(ENVINATE)というグループを結成し、ワイン造りとコンサルタントに乗り出した。刺激を受けて、ロベルトから醸造を学んだのが、テネリフェ島の30代のボルハ・ペレス(Borja Perez)だ。


 ボルハはレーシングカーのメカニックだったが、2011年に島北西部のYcoden-Daute-Isora DOにある父のワイナリーを引き継いで、「イグニオス・オリヘネス」(Ignios Origenes)を立ち上げた。大量生産型のワインから、島の風土を映し品種名を明示する手造りワインに転換したのだ。


 2007年に農業技術を修め、醸造はロベルト・サンタナから学んだ。火山的なミネラル感を表現するリスタン・ブランコや軽くてフルーティなリスタン・ネグロが主体の土地で、バボソ・ネグロ(Baboso Negro)やマルマフエロ(Marmajuelo)、ビハリエゴ・ネグロ(Vijariego Negro)など固有品種を植えた畑を購入し、可能性を広げた。


 ボルハ・ペレスのワインは白も赤も、ピュアで透明感があり、クリーンでナチュラル。「アルティフィセ リスタン・ブランコ 2017」(Artifice Listan Blanco 2017)は25日間のスキンコンタクトで醸されたオレンジワイン。キレのよい酸、軽やかなフェノリックスが統合され、うまみを伴う味わい。


 「イグニオス・オリヘネス リスタン・ネグロ ヴェンデミア・セレショナーダ 2017」(Ignios Origenes Listan Negro Vendemmia Seleccionada 2017)はレッドチェリー、野いちご、ミンティで、茎のスパイシーなニュアンス、グリップがあり、なめらかなテクスチャーとすがすがしい酸。火山のエネルギーが詰まったミネラリーなワインだった。


ランサローテの新たなスター
クリーン・ナチュラルなプロ・ロフェ


 ランサローテは、カナリア諸島でも知名度が低かったが、新たなスターが登場した。その名はプロ・ロフェ(Puro Rofe)。グラン・カナリア島にベースを置くワイン商のライコ・フェルナンデス(Rayco Fernandez)が2017年に戻ってきた同郷の友人カルメロ・ペーニャ(Carmelo Pena)に会い、栽培農家のヴィセンテ・トーレス(Vicente Torres)を訪ねて、プロジェクトの立ち上げで意気投合した。2017年がデビュー・ヴィンテージで、その後に、オーガニック栽培の栽培家が加わった。


 ワイナリーには、発酵に使う石桶(ラガール)、バスケットプレス、コンクリートタンクにアンフォラもある。ランサローテのワイン造りを伝えるワイン博物館のようなたたずまいだった。


 白ブドウはマルバシア・ヴォルカニカ、ディエゴ(ビハリエゴ・ブランコ)、リスタン・ブランコ、赤はリスタン・ネグロ、ネグラモル。オヨス方式で120年を超す古木をオーガニックで栽培する。ラガレスで足でつぶし、野生酵母で発酵させる。清澄もろ過もせず、亜硫酸は加えない。これまたクリーン・ナチュラルなワインだ。


 カルメロはポルトガル・ドウロのニーポートやビエルソのラウル・ペレスらの下で修行した。ブルゴーニュのフィリップ・パカレとも、南アフリカのイーベン・サディとも交流がある。


 「英国のプロもテネリフェ島以外はあまり見ていない。ランサローテの可能性を伝えたい。故郷のグラン・カナリアでも新プロジェクトを立ち上げる」という33歳。


 フレッシュで、飲みごたえがあり、畑の個性を表現するワイン造りを目指している。国を超えて志の高い造り手の輪が広がるのは、近年の傾向だ。


 「ロフェ・ブランコ 2018」(Rofe Blanco 2018)は、異なる区画の樹齢約100年のマルバシア・ヴォルカニカ60%、ディエゴ35%、リスタン・ブランコ5%のブレンド。混醸されステンレスタンクで7か月間の熟成。フリンティで、切りたてのリンゴ、生き生きしたテクスチャー、レモンのような酸があり、塩気を帯びた味わい。シャープなミディアムボディ。


 「チブスケ 2018」(Chibusque  2018)はディエゴ(ビハリエゴ・ブランコ)100%。ディエゴはアンダルシアから渡ってきたブドウ。酸が高めで、スパークリングのベースにも使われる。やや還元的で、擦ったマッチ、砕いた火山岩、フローラルで白桃、柑橘、かすかに産膜酵母の影響が感じられる。うまみとエキスが乗ったライトボディ。いずれもシーフードにぴったりだった。


 パルマにも、ヴィクトリア・トーレスという女性醸造家がいて、注目を集めている。これまで紹介した造り手たちとも顔見知りで、島は離れていても、ネットワークがある。新世代の生産者の交流が、ダイナミックな胎動を生んでいるようだ。


素朴なおいしさ シーフードの天国
オリーブオイルと新鮮な魚介


 ヨーロッパのワイン産地は肉食が主体だが、カナリア諸島の素朴なシーフードのおいしさは最高レベルだった。


 イタリアやスペインのビルバオのように、技術をこらした料理ではなく、朝に揚がった魚介を、オリーブオイルとニンニクで炒めたり、鉄板焼きにしたり、揚げたりするだけだが、魚好きの日本人を直撃するおいしさだ。テネリフェ島の海辺の食堂に通い詰めた。


 小さな貝ベルベレッチョ(berberechos)、プリッとした肉厚のガンバス、弾力に富むしなやかな肉感のタコ……何を食べても、潮の香りと海の滋味があふれ出す。ナポリで毎日のように魚介料理を食べた時にも感じたが、火山のある土地の周辺の海からとれる素材には、火山岩を思わせるフリンティなミネラル風味が宿っているように感じる。


 カナリア諸島のフレッシュ感と塩味を帯びたミネラル感に富む白ワインと、シーフードが抜群の相性だったのは言うまでもない。日本の魚介料理や寿司とも合わせやすそうだ。日本のインポーターも先端の生産者に目をつけて輸入を始めている。注目の産地だ。

 

火星を思わせるテイデ山の頂上付近
月面を思わせるティマンファヤ国立公園
大西洋に沈む夕陽、パルマ島にて
ランサローテ島のHoyos(オヨス)仕立て
パルマのコルドン・トレンザード仕立て
ベルベレッチョのオリーブオイル炒め

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