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フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー、デリカート・ファミリーが買収

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 映画監督のフランシス・フォード・コッポラがソノマで展開するワイナリーとワイン・ポートフォリオを、ナパの大手デリカート・ファミリー・ワインズが買収した。


 デリカート・ファミリー・ワインズは1924年に設立され、インデリカート家が運営している。ボックスワインのBota Box、Gnarly Head、Black Stallionなどのブランドを所有し、年間売上高は約4億ユーロ。コッポラの世界的な知名度とファインワインのブランドでポートフォリオを強化する。今回の買収により、カリフォルニアワインの輸出では3位になる。


 買収したのは、ダイヤモンド・コレクション、ディレクターズ・カット、ソフィアなどフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーのブランドとワイン。さらにソノマにあるフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーとアルキメデス・ヴィンヤードを含むガイザービルのヴァージニア・デア・ワイナリー。


 コッポラはデリカートに資本参加し、取締役会にも参加する。フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーのワインメーカー、コリー・ベックが生産部門のエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・ワインメーカーとして、デリカートの経営陣に加わる。


 コッポラは1970年代半ばに、ラザフォードのイングルヌックの一部を購入して、ワイン業界に参画した。家族でコテージを買うという夢から、アカデミー賞の公式ワインを造るまでに発展し、ワインのテーマパークのようなフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーを築いた。


 プレミアムワインを産するナパのイングルヌックとオレゴンのドメーヌ・ド・ブロリーのワイナリーとブドウ畑は、コッポラ家が個別に所有し、運営していく。


 ナパの家族ワイナリーから始めて成功を収めた実業家が、年齢を重ねて、ワイン事業を大手企業や投資家に売却するというケースは枚挙にいとまがない。

ソノマのフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー

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