世界の最新ワインニュースと試飲レポート

MENU

  1. トップ
  2. 記事一覧
  3. アルザスワインの重鎮、11代目アンドレ・ヒューゲルが死去

アルザスワインの重鎮、11代目アンドレ・ヒューゲルが死去

  • FREE

 アルザスワイン界の重鎮アンドレ・ヒューゲルが15日、92歳で亡くなった。ヒューゲル家の発表によると、新型コロナウイルスによる合併症が原因。


 アンドレは1929年8月19日、リクヴィール生まれ。父親はジャン・ヒューゲルで、ヒューゲル家の11代目。ボーヌとガイゼンハイムで修行した後、家族メゾンに参画して、兄のジョルジュ、ジャンとともにメゾンを発展させた。


 ヴァンダンジュ・タルディヴとセレクション・ド・グラン・ノーブルの公的な認証を得るために尽力した。アンドレは晩年まで仕事を続けて、グランクリュに相当するグロシ・ローイ(Grossi Laue)、単一畑のシェルハマー(Schoelhammer)に力を注いだ。


 1970年代はリクヴィール考古学協会の会長を務め、アルザスワインとブドウ畑の博物館の会長も務めた。1989年から1995年まではリクヴィール副市長、1995年から2001年まで市議として活躍した。戦時中はドイツ軍に強制徴用された経験を持つ。


 アンドレの息子エティエンヌは2016年に亡くなり、ほかの息子のジャン・フィリップとマルク、さらに13代目がメゾンを運営している。

 

(C)Famille Hugel

購読申込のご案内はこちら

会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!

Enjoy Wine Report!! 詳しくはこちら

TOP