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クラシックなフレンチで群を抜く「アンフィクレス」(東京・茅場町)を久しぶりに訪れて、熟成した白と赤を楽しんだ。ニュージーランドのトップを行く白ワインを造るベル・ヒルのシャルドネにノックアウトされた。
「ベル・ヒル シャルドネ 2008」(Bell Hill Chardonnay 2008)は緑がかった黄色、フリンティで、白い花、レモンオイル、ジンジャー、砕いたチョーク、キラキラと輝く直線的なテクスチャーがあり、引き締まっている。冷涼感があり鋼のような酸、潮の飛沫、60分たつとほのかな甘みが出てきた。18年の熟成を経てなおフレッシュでミネラル感を帯びている。ニュージーランドのシュヴァリエ・モンラッシェと呼びたい。分厚い蝦夷鮑と冬菇(どんこ)の強さに負けていない。スクリューキャップの熟成力も実感した。851本生産。95点。
南島の北カンタベリーの石灰採石場跡地に1997年に初めて植えられた。2.25haの畑の植栽密度は1ヘクタールあたり9000本から1万2500本。土壌は海洋性石灰岩と石灰質粘土。2007年から2008年の生育期から有機農法とビオディナミを実施し、2015年にビオ・グロ・オーガニック認証を取得した。
息子のために仕込んだキュヴェ・マキシム
赤ワインはドメーヌ・デュ・ペゴーのシャトー・ヌフ・デュ・パプ。1995年のキュヴェ・マキシム。母親ローランス・フェローが息子マキシムのために604本だけ仕込んだ。ドメーヌを訪問した際に購入した。有名なダ・カーポよりはるかにレアなキュヴェである。
「ドメーヌ・デュペゴー シャトー・ヌフ・デュ・パプ キュヴェ・マキシム 2015」(Domaine du Pégau Châteauneuf du Pape Cuvee Maxim 2015)はエッジがオレンジを帯びた濃厚なルビー色。ブラックチェリー、血、ガリーグ、腐葉土、しっかりした骨組み、凝縮感があり、リッチなフルボディ。スパイシーで深みがある。最高の区画のグルナッシュ、ムールヴェドル、シラーから、当主ポールとローランスの親娘が伝統的な手法で造ったキュヴェの2樽を27か月間熟成した。95点。
ジビエの季節。ベカスのキャベツ包み、スコットランド産ペルドロ・グリのエスカベシュと最高の相性を見せたのはいうまでもない。
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