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ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)の2023ヴィンテージが、英国の正規輸入代理店「Corney & Barrow」で初めて公開された。ドメーヌ史上最多の収穫量だったため、グリーン・ハーベストによって収量を落とした。史上最も暑いヴィンテージの1つで、アルコール度はすべて14%を超したがバランスはとれている。
2024年に現地で訪問した多くのドメーヌの2023年樽試飲と、ドリンクス・ビジネス、ザ・バイヤーの投稿に基づいてDRC2023の全体像をまとめた。
2023年は暖かくて乾燥し、中間の開花はシャルドネが6月4日、ピノ・ノワールが6日だった。気温と日照、適度な雨量に恵まれて、1本の樹に大きな房がたくさん実り、大半の生産者はグリーン・ハーベストを実施した。
ジョルジュ・ルーミエは若樹に限ってグリーン・ハーベストを行った。それでも収量は42hl/haで、1999年以来最大だった。アルマン・ルソーも熱心に行い、収量を半分の35hl/haから40hl/haまで減らした。
ルイ・ジャドによると、ブドウの房が通常の90グラムの倍の大きさだった。赤ワインはセニエを行って凝縮度を高めた。オリヴィエ・バーンスタインは1本の樹に20房以上実ったブドウを7房まで減らした。ただ、フーリエのように古樹のため、必要なかったところもある。
8月中旬と9月初めに2度の熱波に見舞われ、造り手によっては2度目のグリーン・ハーベストを行った。8月後半の気温は最高で37度に達し、収穫時は3-4日間で潜在アルコール度が1.5%上昇した。
DRCもグリーン・ハーベスト 2022と並ぶ最大の収穫量
2023年3月にSylvain Pellegrinelli(シルヴァン・ペルグリネッリ)が栽培責任者に就任したDRCも、グリーン・ハーベストを行った。開花は5月20日から6月10日にかけて順調に進んだ。ペルグリネッリはドメーヌ・ルフレーヴで2013年から10年間にわたり栽培責任者を務めた。
7月と8月は2022年より涼しかったが、8月末と9月初めに2度の熱波に見舞われた。8月末に糖度が急上昇した。9月5日にグラン・エシェゾーで収穫を始め、7日のモンラッシェとグラン・エシェゾーで本格化させた。房は大きかった。収穫は2度目の熱波の時期に行われ、10日以内で終わった。収穫時に脱水症状でシワシワになったブドウや日焼けしたブドウ、熟しすぎたブドウは取り除かれた。
ドリンクス・ビジネスによると、2022年と2023年はドメーヌ史上で最大の収穫量だったという。これまでで最も成熟度が高く、すべてのワインのアルコール度が初めて14%を超した。100%全房発酵が行われ、100%新樽で熟成された。澱引きは1回行われ、2025年の1月から5月に瓶詰めされた。
ザ・バイヤーによると、どのワインもバランス、繊細さ、凝縮感を備えており、過熟の兆候も見られない。腐敗を防ぐため短期間で行う必要があった。猛暑に対処するため、50人の摘果の作業員と20人の運搬人が畑から手作業でブドウを運んだ。安全のため作業を中断したこともあったという。
2023年は収穫のロジスティックが重要だった。DRCは白ワインとコルトンを除いて、畑がドメーヌに近いため恵まれているが、多くの造り手は熱波の収穫に対処するため工夫を迫られた。ルイ・ジャドは朝7時から収穫を始めて午後3時前に終えた。冷蔵トラックや、運ばれたブドウを1晩冷やすための冷蔵室を多くのドメーヌが用意した。
DRCの2023年の赤ワインは、ロマネ・コンティ、ラ・ターシュ、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン、グラン・エシェゾー、エシェゾー、コルトンのほかに、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ・キュヴェ・デュヴォー・ブロシェ、フランスのレストラン向けのヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ・レ・プティ・モンがリリースされる予定。
収量は高い。ロマネ・コンティは37.7hl/ha、ラ・ターシュは37.5hl/ha、リシュブールは44.6hl/ha、ロマネ・サン・ヴィヴァンは37.9hl/ha、グラン・エシェゾーは43.6hl/ha、エシェゾーは38.4hl/ha、コルトンは33.9hl/ha。
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