2016年のシェフ、「ル・サンク」のクリスチャン・ル・スケールに

　フランスのシェフたちの投票で2016年を代表するシェフを選ぶ「今年のシェフ」に、パリの3つ星「オテル・ジョルジュ・サンク」のクリスチャン・ル・スケールが選ばれた。
　料理業界誌「ル・シェフ」が主催し、今回で30人目。6000人以上のシェフが投票した。ル・スケールは「ルドワイヤン」で3つ星を獲得していたが、レストランがヤニック・アレノに買収されたため、2014年にフォー・シーズンズ・ホテル・ジョルジュV（サンク）内にあるル・サンクに移った。ル・サンクはかつての3つ星から降格されていたが、2016年に3つ星に返り咲かせた。
　「今年のパティシエ」は、パリの2つ星「ル・グラン・レストラン」のシェフ・パティシエのニナ・メテイエ、「今年のソムリエ」は、ローヌ・ヴィエンヌの2つ星「ラ・ピラミッド」のシェフ・ソムリエのバプティスト・カヴァニャが選ばれた。開業した若きシェフをたたえる「今年のレ・トランプラン（ジャンプ台)」に、パリに開業した「ランコニュ」の檜垣浩二氏を含む6人が選ばれた。
　また、世界の3つ星、2つ星シェフからトップ100を選ぶ「100 シェフ」 のトップには、野菜料理で知られるパリの「アルページュ」のアラン・バッサールが選ばれた。