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シャンパーニュ2013はシャルドネの年

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 2013年のシャンパーニュは、糖度と酸度の両方が高く、シャルドネに優れるヴィンテージとなりそうだ。

 シャンパーニュ委員会によると、雨の多い春で、通常は6月初旬の開花が6月末から7月初旬にずれ込んだ。ブドウの開花から収穫までは90~100日かかるのが一般的なため、収穫は9月下旬から10月上旬に遅れた。これは20年ぶりの遅い収穫。

 収穫前は日照と東風に恵まれ、健全な状態でブドウは成熟した。早いところでは9月24日、遅いところでは10月9日に始まった。アルコール平均度数はほぼ10%で、平年の9・5~9・8%を上回り、総酸度はリットルあたり平均8・5。両方が高いため、バランスの良さが期待でき、83、88、98年を思い起こさせるという。

 ヴーヴ・クリコは9月27日にコート・デ・ブラン地区のシャルドネの収穫を始め、10月2日にブジーとアイのピノ・ノワールを収穫し、10日のヴェルジィ、ヴェルズネイで収穫を終えた。既にヴィンテージ生産を宣言しているメゾンもあるが、醸造責任者ドミニク・ドゥマヴィル氏は「シャルドネの年なので、シャルドネ主体のメゾンはヴィンテージを造るだろう。ピノ・ノワール主体のヴーヴ・クリコは来年2月まで様子を見る。12年はピノ・ノワールの年なので、グランダムを生産する」と慎重に語った。

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