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メニルの至宝、ピエール・ペテルスのシェティヨン

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 シャンパーニュ・コート・デ・ブラン地区メニル・シュール・オジェ村の至宝レ・シェティヨンを手がけるピエール・ペテルス当主ロドルフ・ペテルスが、2年ぶりに来日した。

 ピーエル・ペテルスは1840年ごろから、6世代にわたる栽培農家。1919年に瓶詰めを始めた。メニル、オジェ、アヴィーズ、クラマンに畑を有し、19ヘクタールでシャルドネを栽培するブラン・ド・ブランの専門家。1930年に取得したシェティヨンは3区画からなり、単一畑として詰めている。1970年生まれのロドルフは07年にドメーヌを引き継いだ。

 ここの特色の一つがマサール・セレクション。シャンパーニュでは苗木屋に頼るクローン・セレクションが一般的だが、優良な下部を選んで増やすことにこだわっている。

 「75%はマサール・セレクション。畑の多様性を守り、ペテルス家の代々の記憶を引き継いでいる。DNA検査を加味すると、畑には18種のシャルドネの株が存在する。さらに良い選抜をするべく進めている」

 レ・シェティヨンは2006と2000を試飲した。06は若々しく、ミネラル感にあふれている。希望小売価格1万3500円はバーゲンと言えるだろう。00は果実から熟成香に移行する中間。白トリュフの香りがするが、フレッシュ感も残している。

 「塩っぽさ、シトラス、ナッティなフレッシュ感を備える。1971年に単一畑としては最も早い発売だった。メニルの酸やミネラル感の強さが目立っていないとしたら、それはマッサール・セレクションによるもの。ロベール・モンキュイもこの区画を有している」

 問い合わせは中島董商店(03-3407-7111)。

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