ユニオン・グラン・クリュ・ド・ボルドー新会長、シャトー・クリネ当主が就任

　ボルドーの134トップシャトーからなるユニオン・グラン・クリュ・ド・ボルドー（UGCB）新会長に、ポムロールのシャトー・クリネの支配人で共同所有者のロナン・ラボルドが任命された。

UGCBは年間約60回のイベントを各国で開き、約5万人のプロが参加している。毎年春のプリムール試飲会も主催しており、2018ヴィンテージは4月1日から4日にかけて行われる。

　6年間にわたり会長を務めたオリヴィエ・ベルナール（ドメーヌ・ド・シュヴァリエ当主）の後任となるラボルドは1980年生まれの39歳。2003年、EDCパリビジネススクールでマネージメントを修めた後、シャトーの経営に参画した。畑を改良し、地下セラーを刷新し、環境に優しい栽培手法を導入した。

　クリネは2009ヴィンテージがパーカーポイント100点を獲得。スポーツマンのラボルドは、メドックマラソンで3位に入賞し、2010年のパリマラソンで66位、2011年のニューヨーク・マラソンで94位に入った。2008年からUGCBの活動に加わり、副会長を務めていた。

「UGCBはシャトーの素晴らしい財産と、同じ価値観や習慣を共有する個性の持ち主をまとめてきた。そのような名誉ある組織と加盟シャトーのために働くのは本当に光栄だ」とのコメントを発表した。