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米ポートランド市は合成農薬禁止、それでも世界一人気のラウンドアップ

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 グリフォサートをベースにした除草剤「ラウンドアップ」は発がん性をめぐって議論を呼んでいるが、最も人気の高い除草剤としての地位は揺るがない。だが、フランス・マクロン大統領が2021年までに根絶する方針を打ち出し、米メイン州ポートランド市が条約で化学合成農薬を禁止するなどの動きも出ている。


 ラウンドアップは世界で1万件を超す訴訟を起こされているが、効果が高いため、農地でも個人の使用でも、世界トップの除草剤の地位を保っている。


 だが、メイン州最大の都市ポートランドは2018年1月、化学合成農薬を禁止する条例を採択し、施行している。メイン州では最も厳しい農薬規制の条例となる。芝生、庭、景観地、パティオ、遊歩道、公園などでの使用を、緊急時を除いて禁じている。公共のアスレティック場や市営のゴルフ場は除外されているが、最小限の使用にとどめるよう定められている。


 条約違反の罰金は50-100ドル。農務省のオーガニック・プログラム・ナショナルリストで認められている有機農薬しか使えないが、市内のショップでは依然として化学合成の農薬が販売されている。

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