- FREE
マスター・オブ・ワインの資格を持つワインメーカーたちが選ぶ2026年の「ワインメーカーズ・ワインメーカー」に、イタリアのマルケージ・アンティノリの最高経営責任者兼最高醸造責任者のレンツォ・コタレッラが選ばれた。
イタリア中部ウンブリア生まれのレンツォはイタリアワイン醸造家協会の会長を務めた兄のリカルドとともにイタリアを代表する醸造家。マルケージ・アンティノリの26代目ピエロ・アンティノリ伯爵(現名誉会長)と出会い、1971年にティニャネッロを世に出した。
アンティノリがボルゲリに所有するグアド・アル・タッソも手掛け、出身地のウンブリアからはイタリアの白ワインの概念を変えたカステッロ・デラ・サラを生み出し、ガンベロ・ロッソのトレビッキエーリの常連となった。600年続く家族経営のマルケージ・アンティノリの革新の原動力だ。
ナパヴァレーのスタッグス・リープ・ワイン・セラーズやワシントン州のコル・ソラーレ・エステートなど、国際的な事業も統括している。2001年にワイン・エンスージアスト誌の「世界最高のワインメーカー」も受賞した。
今回の賞はワイン醸造分野における卓越した功績を称えるもの。マスター・オブ・ワインのワインメーカーと過去の受賞者が毎年選出する。デュッセルドルフで開かれたプロヴァインで、ドリンクス・ビジネス編集長のパトリック・シュミットMWとマスター・オブ・ワイン協会会長のロデリック・スミスMWによって授与された。
コタレッラは「マスター・オブ・ワイン協会からこのような名誉ある賞をいただき、個人的にもアンティノリ・チームを代表しても大変光栄に思います。これは、マスター・オブ・ワインの理念に沿ったワイン造りへの私たちの取り組みが認められた証しだと考えています。近年の著名なワインメーカーの方々と肩を並べることができ、大変光栄です」と喜びを語った。
パトリック・シュミットMWは「過去の受賞者リストを見ると、これほど名誉ある仲間入りを果たす人物を想像するのは常に難しい。しかし、今回の選択は明白に思えます。彼は故アンヌ・クロード・ルフレーヴと同じくらい尊敬され、ポール・ドレイパーと同じくらい高く評価され、ピーター・シセックと同じくらい革新的です。アンティノリの経営を担うこの実力者は、伝統的な保守主義の印象を与えるかもしれませんが、実際には情熱的な革新者であり、細部への妥協のないこだわりと、先駆的な技術や新たな偉大さの源泉に対する開かれた精神に突き動かされています」と称賛した。
2011年以来の受賞者は次の通り。
2011 Peter Sisseck
2012 Peter Gago
2013 Paul Draper
2014 Anne-Claude Leflaive
2015 Egon Müller
2016 Álvaro Palacios
2017 Eben Sadie
2018 Jean-Claude Berrouet
2019 Angelo Gaja
2022 Jean-Louis Chave
2024 Michael Brajkovich MW
2025 Stephen Henschke
購読申込のご案内はこちら
会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!