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2022年ブルゴーニュの收穫が終了、だれもが笑顔の豊作

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 ブルゴーニュの收穫がほぼ終了した。2021年の歴史的な低収量を補う豊作となる見込み。、質にも恵まれて、造り手たちは笑顔にあふれているという。


 ブルゴーニュワイン委員会によると、穏やかで乾燥した冬の後、4月初旬に最も早いセクターで萌芽が見られた。4月3日から11日にかけて4晩の霜に見舞われたが、時期が早かったため、被害は免れた。


 春が暖かく、開花は地域全体で平均より2週間早く、結実も平年より早かった。6月21日から25日にかけて雷雨が襲い、水分をもたらす一方で、いくつかの地域では雹の嵐により大きな被害が出た。


 夏は熱波が続き、病害は発生しなかった。8月半ばの雨がブドウ樹にうるおいを与えた。クレマン・ド・ブルゴーニュの一部の区画では8月16日に収穫がスタート。8月20日からコート・ド・ボーヌのシャルドネの収穫が始まり、コート・ド・ニュイ、オート・コート、シャブリでは、9月の第3週に最後のブドウが摘まれた。


 質と量を兼ね備え、ブドウは健全で、選果台は主に乾燥した実を取り除くために使用された。収量に恵まれ、果汁のアルコール度と酸度のバランスがとれて、赤も白も、発酵は急速に進んでいるという。


 BIVB会長のフランソワ・ラベは会見で「(偉大な)1959年に匹敵する」とコメントした。エージェントの坂口功一さん(ソシエテ・サカグチ代表)は「シャサーニュ・モンラッシェとピュリニー・モンラッシェは豊作で、ムルソーは雨が少なく、隣村ほどの量ではない。会った人達は皆笑顔でした。量の少ない年が続いたので、今年は皆ほっとしているようです」と語った。


 ただ、2021年の収量は99万7000hl(1億3290万本)で、平均生産量(約145万hl)を30%以上下回った。2021ヴィンテージはエネルギー価格の上昇と止まらぬ円安もあって、値上がりと品不足は避けられない。価格が元通りになるには、2022年並みの豊作が2回は必要だという。

 

ラック・コーポレーションでは、取り扱いドメーヌの収穫風景を動画で紹介している。

 

ドメーヌ・ルフレーヴ

 

エティエンヌ・ソゼ

 


 

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